中央区で創業支援をしている税理士の今井信吾です。
今回のブログでは、税理士、会計事務所に
決算と申告を依頼するメリットについて
ご説明したいと思います。
創業間もない経営者が決算申告を
報酬を払ってまで、税理士、会計事務所に
依頼することを戸惑うこともあるかと
思います。
資金的に余裕がないときは、1円たりとも
無駄にしたくないでしょう。
ご自身でテキトウに作成して税務署に
出してしまうのもありだと思いますが、
はたして、それで問題ないのだろうか?
という疑問もわかないわけではありません。
今回は、テキトウ決算申告の問題点と
税理士、会計事務所に依頼した場合の
メリットをご説明したいと思います。
この説明を読んだ上で、税理士、
会計事務所に依頼するか検討してみてください。
そもそも、決算とは?申告とは?
どういうものでしょうか。
決算とは、 一会計年度(だいたいの場合は
1年間)ごとに会社の財務状態や経営成績を
正しく把握するため、決算という処理が
必要になります。
決算とは、期末の財務状態や会計期間内の
経営成績を明確にするための手続きです。
会計期間ごとに勘定を整理し、
帳簿を締め切り、「貸借対照表」と
「損益計算書」を作ります。
たとえば、3月決算の場合は、その期の4月1日
から3月31日までの取引を集計して整理します。
ちなみに、会計年度は会社を作るときに、
定款というものに記載しています。
次に申告とは、会計年度の最終日の翌日から
2ヶ月以内(原則)に法人税と住民税の申告を
しなくてはならないと税法で
定められています。
たとえば、3月決算の場合は、5月末までが
申告期限となります。
では、テキトウ決算申告をするとどんな問題
が考えられるかということを説明します。
①銀行や税務署、取引先からみて、
あなたの会社の信用度はゼロと評価されます。
銀行なら融資を断られますし、税務署なら
税務調査に行こうかという話しにもなります
し、取引先なら取引はできないということに
なります。
それ以外にもリース契約が組めないこともあ
ります。
②正しい経営情報がないため、あらゆる経営
判断にミスが発生し、倒産リスクが
高くなります。
③2期連続期限内に申告ができないと青色申告
を取り消されてしまいます。
上記の理由から経済的損失は大きいと言えます。
次に税理士、会計事務所に依頼するメリット
を説明します。
①同業種の経験が多い税理士、会計事務所な
ら、比較できるデータをもっていますので、
あるべき姿とのギャップをアドバイス
してくれます。
結果、対外的に評価の高い決算、申告に
近づく努力が可能となります。
②月次決算をしている税理士、会計事務所な
ら、数値からわかる問題点を早期に
発見できます。
また、早期に決算予測ができるため、
利益増の改善手当や、
節税対策が可能となります。
③苦手な会計分野を専門家に
アウトソーシングすることによって、
経営者は本業に専念することができます。
④経営には想定外のトラブルが発生します。
経験豊富な税理士、会計事務所なら、
他社の経験やトラブル防止策を事前に
手当てできます。
限られた資源をどこにどのくらい投資し、
効率的に収益を上げていくかを
検討してください。
そのためには会社の中期ビジョンを
明確にして、それを、どうやって達成するか
戦略が重要になってきます。
そして、事業計画が羅針盤になります。
事業計画については、
後日、詳しく説明します。
まずは、創業支援の経験豊富な税理士、
会計事務所に相談されるのが
近道です。
本日は、税理士、会計事務所に決算と申告を依頼するメリットについてお伝え
しました。
●追伸
当事務所では「決算、申告の相談窓口」を
開設することになりました。
詳細はこちらをご覧ください。
https://imai-taxadviser.com/
今井会計事務所は、中央区を中心に
決算、申告、創業融資に関する
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