中央区で創業支援をしている税理士の今井信吾です。
今回のブログでは、公庫融資を受ける13のコツ
についてご説明したいと思います
明日、春の嵐が吹くそうです。
会社の起業や決算もラッシュの時期です。
今回のブログでは、
「公庫融資を受ける13のコツとは?」
についてお伝えしますね。
ご存知だとは思いますが、
銀行融資は簡単には借りれません。
当然、計画的に準備した方が有利に借りれま
す。
私がこの10年間100%融資実行に導くこ
とができたコツをご紹介したいと思います。
①手元資金は多い方がいい
手元資金とは決算日現在の現金・預金残高の
ことをいいます。
②売掛金について
イ)長期滞留債権や回収の見込みのない債権は
ないか?
ある場合は売掛金から破産更生債権に勘定科目
を振り分けるか、債務免除などして貸倒償却
処理しましょう!
ロ)主要な売掛金先が金融機関のブラックリ
ストに載っていないか?
これが原因で借りられないことがあります。
入金されるまで待ってから融資申請する方が
いいですね。
こういう取引先とは今後は取引しない方がい
いですね。
回収できなかったことを考えた方が安全です。
③在庫は適正である
適性在庫を超えると、デットストックがある
のでは?あるいは、粉飾決算をしているので
は?などと疑われます。
売れ残り商品などは、現在の売値に修正すべ
きです。
棚卸資産回転日数は中小企業の場合、30日以
内が理想です。
④役員貸付金や関連会社貸付金はないか?
こういった貸付金があると、今回の融資も
そちらに使われるのではと思われて融資を
断れることがあります。
返済して残高をゼロにするのが理想です。
できなけれな少しづつ返済して残高を減らし
ていきましょう。
⑤社会保険料や家賃、クレジットの支払いが
期限通り支払われている
経営者の支払いに対する姿勢を見られます。
少なくとも直近半年間は遅れのないように
気を付けてください。
⑥源泉所得税やその他の税金が期日通り
支払われている
遅れいていると融資をうけられないこともあ
ります。
⑦役員借入金は固定負債に計上されている
よく流動負債に計上されていることがありま
すが、1年以内に返済する予定がなければ固
定負債にしてください。
⑧自己資本比率は適性である
役員借入金が多い場合は、資本金に充てる
ことができます。
これを現物出資といいます。
これにより自己資本比率を短期間に容易に
改善できます。
⑨債務償還年数は適性である
債務償還年数が10年を超えていると融資は
難しいでしょう。
経常利益を適正に計上できるように努力しま
しょう!
売上高経常利益率6%が目安です。
⑩売上高は損益分岐点は超えている
融資後の売上高が借入金の返済も考慮した
損益分岐点を満たしていなければ、
返済原資がないことになります。
⑪月次決算はされている
経験上、月次決算をしていない会社は
倒産リスクが高くなります。
月次決算をして、顧問税理士から毎月レビュ
ーをもらっていると公庫の評価が上がります。
⑫毎月、顧問税理士からアドバイスを受けている
外部専門家に財務面のアドバイスを受けてい
ると非常に評価があがります。
⑬上記の定量要因を見たしていない場合は、
経営改善計画を作成する
上記①~⑫のいずれかを満たしていなくても、
今後、改善していきますという計画を作成して、
そのやる気を書類で伝えましょう!
では、さっそく上記の13項目をすべてチェ
ックして、融資の準備をしましょう!
本日は、公庫融資を受ける13のコツについて
お伝えしました。
●追伸
当事務所では「創業融資の相談窓口」を
開設することになりました。
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